2008/05/19

MEDECINS SANS FRONTIERES


今日18日、表参道で写真展が行われている所に偶然遭遇し。
無料というのもあり、興味がフツフツと沸き入場。
『国境なき医師団日本写真展:TUMAINI (トゥマイニ=hope) 命をつなぐ』
ケニアのエイズ治療の現状を展示されてました。
エイズ患者の80%以上がアフリカの人々らしい。
5人に1人は子供だそうで。
エイズやHIVは今では妊娠からの母子感染もほとんど防げるし、
HIVからの発症を遅らせる薬もあり、日常生活を普通に送れる病気となっているらしい。
根治はまだ無理なようですが。

でもこの現場はその日の食事もままならない世界最大規模のスラムなんだそう。
薬を無償で渡せてもその薬を飲み続ける体制を維持するのが大変らしい。
先進国では当たり前に出来るところでも逐一障害があるらしい。
私一人が順路そっちのけで(てか分かりづらいのよ)グルグル見ている横でカップルが見ていて。
フフフと笑い声が聞こえる。
その時に自分がいる世界と、この写真の世界にとてつもないギャップを感じました。

会場を後にし、
キレイなビルから出て、
活気の溢れる通りを歩き、
充実したインフラを利用し、
ゴキブリは出るが暖かな我が家へと帰りました。

それにしてもこんな環境へ身を投じて働ける医師はスゴイ。
これが無償の愛というヤツなんでしょうか?
医者もアフリカ系の人のようでしたが。
どんな使命感を感じているのか…
医者でもなく、身近にそんな環境がない私には一生感じ得ないものなのかもしれません。