2016/05/08

久々に読書の時間が増えてきて思うこと。

最近やっとこさ時間と心に余裕が戻ってきたのか読書の時間が増えてきた。
去年も一昨年もそれなりに本は読んでいるんだけど、
冊数は非常に少ない状況で。
今や本を探す頻度も増えてきたし、
あれも読みたい、これも読みたい、と思うこの頃だ。
そうだけれど、
以前読む本を探すのに参考にさせていただいていたブログにも書かれていたし、
最近読んだ本にもあった事がいたく心に刺さっている。
1日1冊読めるほどの速読家ではないのだが、
1日1冊読んでも1年365冊、10年で3650冊(うるう年考慮せず)
1週間1冊だと1年52冊、10年で520冊
自分の過去最高が1年で75冊だ。10年で750冊。
今までの記録からすると約8年間で300冊程度。
1年で27~28冊、10年で275冊。
今日現在、Amazonのほしいものリストには1190点の書籍が並んでいる。
今の読書ペースだとほしいものリストの書籍をすべて読破するのに約43年かかる。
そして、今後もほしいものリストは増え続けていくだろう...
さて俺は読みたい本を全て読めるのだろうか?生きている間に。
こりゃぁもっと読書しないと!!と気合いを入れる話ではないと気付く。
以前からこの事は何となく知っていたし、でもそれは本好きの方々の話だと、
俺ぐらいのレベルにはそれほど切実な話ではないと。
しかし、いや、むしろ本好きの本の虫の貪るようにして読む読者様方々よりも、
俺の方が深刻なんじゃないか。
気ぃ抜いてると何にも読まずに人生終わるんじゃないの。
あんな本こんな本自分にとって最高の本に出会う前に終る人生。
あり得る。
そう考えると俺のしなければならないことは何か。
1ページでも本を読み進めること。
そして自分にとって最高の本を見つける旅の用意を早急にすることだろう....
なんて興奮しながら書いて一息。
落ち着いて冷静になって考えてみる。
とりあえずGoogleは世界中の書籍数を1億2986万4880冊とカウントしたそう。
現時点でこの中から最高の1冊を探し当てるのは非常に厄介だ。
そもそもその中に本当に自分にとって最高の1冊なんて存在するのか。
そんなもの探さずに読書そのもの、そして今目の前にある本を楽しめばいいのだ。
知的好奇心を満たすもの、エンターテイメント性の高い小説、勉強のための参考書と読むものも様々であり、
何が最高かなんて考えずに良くてただ気持よく読書すれば良いんだ。
それが全体として俺にとっての最高の読書になり得る。
もしそれでいつか最高の本に出会えたと思えなければ、
それが俺の読書体験だったと死の間際に楽しむのである。
死の際にそんなこと思わないと思うけど。


遅読家のための読書術
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